共和水産株式会社 ニッスイグループ

中西部太平洋カツオ・キハダマグロまき網漁業でMSC漁業認証を取得

 中西部太平洋のカツオおよびキハダマグロのまき網漁業について、2024年2月15日付でMSC(Marine Stewardship Council;海洋管理協議会)のMSC漁業認証(以下「本認証」)を取得しました。 
 明豊漁業株式会社(代表取締役 松永賢治氏、宮城県塩竈市)と共同で審査を受け、当社第七十八光洋丸、第八十八光洋丸、明豊漁業の第三十六昇喜丸、第八十八明豊丸の4隻が認証を取得しました。日本船籍のまき網漁船による本認証の取得は初めてのことです。

 1981年より海外まき網事業を開始し、おもに中西部太平洋のミクロネシア連邦国・パプアニューギニア水域でカツオマグロ漁の操業を行ってきました。
同水域の水産資源は国際的な管理のもとに漁獲され、世界各地に供給されています。漁船には、管理機関より派遣された監視官が、コロナ禍期を除き出港から入港までの全ての航海に乗船しています。また、カメやサメなどの保護が必要な生物種を混獲した場合にはていねいに扱い放流するなど、生物多様性への配慮も行っています。

 予備審査の際には、公益財団法人世界自然保護基金ジャパンおよび株式会社シーフードレガシーよりご指導ご支援を頂きました。本審査への準備・対応にあたっては株式会社UMITO Partnersにご協力頂きました。関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

 資源管理に基づいた持続可能で環境に配慮した漁業の推進が使命と考え、本認証の取得に挑戦、2020年の準備開始より約3年をかけて取得に至りました。毎日の取り組みをあらためて本認証の審査のなかで評価されたものと受け止め、今後も配慮が不足する点を明確にしながら操業の改善に努めて参ります。
ガイナーレ
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